風の残響
未来からいらっしゃいませ。
d:id:kichinosuke:20040928#zankyo からの続きです。
神隠しということで、心配していたことではあるのですが、本仮屋ユイカちゃん出番少ないです。いやまあ、かわいいんですが。あ、前田綾花ちゃんも出てますが、こちらも更に出番少ないです。まあ、嶋崎徹くんの映画ですね、これは。
てことで、ユイカちゃん目当てで観にいく人は、その辺は覚悟して(諦めて)行きましょう。
お話としては、大切な人を亡くした喪失感とか、なんか今となってはセカチュウとダブって見えてしまうのですが、2003年製作ってことで時期的にはどうなんでしょうか。
で、映画通でもなんでもない私が、作品についてどうこういえることはないのですが、どうなんでしょう、こういうのって。すげえ面白いとか、すごく考えさせられるとか、そういう感じでもない。しみじみ感じる?うーん、それ以前に、やっぱDV画が汚いとか(これで映画って言える?)、編集はカット間で音がブツ切れとか、技術的な問題が結構気になります。気にしないで見るべきなんでしょうが。(でもこの画じゃ自然の美しさとか伝わってこないよ)
嶋崎くんは(演技)悪くないです(褒め言葉です)。
ユイカちゃんとの掛け合いとか、間が妙なところがあったりしますが、この辺は演出の問題ですよ、きっと。
てな感じで、褒めてあげられるところが余りないのですが、神隠しということで不思議あるいは不気味な雰囲気はそれなりに、なんとなく感じました。うーむ。
音楽はエンディング(スタッフロールにかけて)以外一切使わず、風の音とか、風鈴の音、川のせせらぎ等を「効果的に」使っているのですが、(上映館の設備の問題か)ちょっと耳障りな気もします。
58分という短い時間なのですが、この手のモノは絶対眠くなる(最近慢性的に睡眠不足なので危い)と思ったので、眠眠打破(キーワード登録されてる!)を飲んでいったのですが、これが効いたのか意識明瞭のまま最後まで鑑賞できました。
私としては、ビデオ発売される可能性が(かなり?)低そうな本仮屋ユイカちゃんの出演作品を鑑賞するというレアな体験をできて満足でした。文句いっぱい書きましたが、作品としても観るべきところはある(のでしょう)。私の目が節穴なんですよ、きっと。
なんか全然作品の感想になってないのは、やっぱお話に納得いかないっつうか、神隠しっていう非科学的なもの、宗教がかったものに対する拒否反応。お話の前提を受け入れられないので感想もなんもないんですね。すみません。